当日に控えたい行動
なお、以下の目安は「厳密な研究で何時間後まで禁止と決まっている」というより、刺鍼部の赤み・内出血・刺激感を悪化させないための安全側の目安です。
次の3点が基本です。
- 体温を上げすぎない:長時間の入浴・サウナは避ける
- 血流を急激に上げない:激しい運動・飲酒は控える
- 肌に摩擦や刺激を重ねない:こする洗顔・スクラブは避ける
メイクはいつから?
多くの施術院では当日からメイク可能と案内されることが多いです。ただし肌の状態を見ながら判断するのが基本です。
当日メイクする場合の目安
- 強くこすらない
- クレンジングで摩擦をかけない
- 赤みや内出血の部位は避ける
赤みが強い・内出血が目立つ・ヒリつきがある場合は、落ち着くまで控えた方が無難です。
洗顔・入浴・運動の目安
- 洗顔:やさしく泡で押さえるように。スクラブ・こする洗顔は避ける
- 入浴:長時間・熱い湯は避け、短時間のシャワー程度にとどめる
- 運動・飲酒:当日は控える。血流が大きく変化する行動は、赤みや内出血が気になる場合には安全側に見て控えるのが無難です。
避けたいスキンケア成分
赤みや違和感がある間は刺激を重ねないことが基本です。特に以下は注意してください。
- レチノール
- AHA・BHAなどのピーリング成分
- 刺激の強い高濃度美容液
これらが悪いわけではなく、刺鍼部に赤みや違和感がある状態で重ねるのが問題です。肌の状態を確認してから再開してください。
受診を考える症状
軽い赤みや小さな内出血は起こり得ますが、以下の場合は施術者または医療機関に相談してください。
- 赤みや腫れが広がる
- 強い痛みが続く
- 膿や発熱がある
- 数日経っても悪化する
まとめ
- 当日は体温を上げない・摩擦を避ける・刺激を重ねないの3点が基本
- メイク・洗顔・入浴は肌の状態を見ながら判断する
- 赤みや腫れが広がる・発熱・膿がある場合は受診を検討する
参考文献
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公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部 安全性委員会 編. 鍼灸安全対策ガイドライン 2025年版(改訂第2版). 2025.
→ 鍼灸施術における安全対策・有害事象・感染対策に関する国内ガイドライン -
Bäumler P, et al. Acupuncture-related adverse events: systematic review and meta-analyses of prospective clinical studies. BMJ Open. 2021;11(9):e045961.
→ 鍼関連有害事象の系統的レビュー・メタ解析。 -
National Center for Complementary and Integrative Health (NCCIH). Acupuncture: Effectiveness and Safety.
→ 米国NIH補完統合医療センターによる鍼の有効性・安全性情報。 -
Kim YJ, et al. Infectious Adverse Events Following Acupuncture: Clinical Progress and Microbiological Etiology. 2018.
→ 鍼施術後の感染性有害事象に関する臨床的報告。






