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リスク・注意2026-04-18

美容鍼の禁忌一覧|安全に受けるために知っておくべきこと

美容鍼の禁忌一覧|安全に受けるために知っておくべきこと

美容鍼は細い鍼を顔に刺す施術です。大きな処置ではありませんが「皮膚に刺激を入れる行為」であるため、体の状態によっては避けるべきケースがあります。この記事では、受ける前に知っておきたい禁忌と申告すべき事項をまとめます。

受けないほうがよい状態(原則禁忌)

以下の状態では、原則として施術を避けるか、事前に医療機関への確認が必要です。

① 刺鍼部位に感染・強い炎症がある

化膿・傷・ひどい皮膚炎などがある部位への刺鍼は行いません。炎症が落ち着くまで施術を延期するのが基本です。

② 発熱・強い体調不良がある

発熱、強いだるさ、めまい、体調不良がある場合は、施術よりも原因の確認を優先しましょう。

無理に受けず、必要に応じて医療機関へ相談してください。

美容鍼パルス(電気刺激)の禁忌

鍼に電気を流す「美容鍼パルス」は、通常の刺鍼とは扱いが異なります。以下は明確な禁忌です。

ペースメーカー・植込み型医療機器がある

ペースメーカーやICD(植込み型除細動器)などの体内電気機器がある場合、鍼通電は行いません。

必ず事前に申告すべきこと

禁忌とまでは言えなくても、施術者に必ず伝えるべき事項があります。

① 重度の出血傾向がある

血友病など出血しやすい病気がある場合は、内出血や血腫のリスクに配慮が必要です。

自己判断で受けず、事前に主治医または施術者へ確認しましょう。

② 血液疾患・がん治療中

がん治療中、血液疾患がある、白血球や血小板の数に異常があると言われている場合は、自己判断せず、事前に主治医へ確認しましょう。

特に、治療中は感染や出血への配慮が必要になることがあります。

③ 金属アレルギーがある

鍼は金属製です。金属アレルギーがある人、とくにニッケル・クロム・ステンレス製品でかぶれた経験がある人は、事前に申告しましょう。
とくにステンレス製品でかぶれた経験がある場合は、施術できない可能性があります。

④ 抗凝固薬・抗血小板薬の服用

ワルファリン・DOAC・アスピリンなどを服用中の場合、内出血のリスクが高くなります。適切な手技で重大な出血はまれとされていますが、自己申告なしでの施術は望ましくありません。※自己判断で服薬を中断するのはNGです。

⑤ 免疫抑制状態

免疫抑制薬の使用中や白血球が低い状態では、感染リスクの観点から慎重な判断が必要です。

⑥ 妊娠中・妊娠の可能性

一般的に強いリスクが確立しているわけではありませんが、妊娠中は必ず申告が必要です。

まとめ

原則として施術を避ける状態

  • 刺鍼部位の感染・強い炎症
  • 発熱・強い体調不良

美容鍼パルスで禁忌となる状態

  • ペースメーカー・植込み型医療機器がある

必ず事前に申告が必要な状態

  • 重度の出血傾向(血友病など)
  • 血液疾患・がん治療中
  • 金属アレルギー
  • 抗凝固薬・抗血小板薬の服用
  • 免疫抑制状態
  • 妊娠中・妊娠の可能性

疑問点は施術前に必ず確認し、納得してから受けることをおすすめします。


参考文献
  1. 公益社団法人 全日本鍼灸学会 臨床情報部 安全性委員会. 鍼灸安全対策ガイドライン 2025年版(改訂第2版). 2025.
    → 鍼灸の禁忌・安全管理基準に関する国内ガイドラインの根拠。

  2. NHS. Acupuncture.
    → 英国国民保健サービスにおける鍼の適応・禁忌に関する根拠。

  3. Guy's and St Thomas' NHS Foundation Trust. Acupuncture.
    → 英国NHS系病院における鍼の安全情報の根拠。

  4. McCulloch M, et al. Acupuncture Safety in Patients Receiving Anticoagulants. Perm J. 2015.
    → 抗凝固薬服用患者への鍼施術の安全性に関する根拠。

  5. Kwon S, et al. Safety of Acupuncture in Patients Taking Newer Oral Anticoagulants. Evid Based Complement Alternat Med. 2018.
    → 新規経口抗凝固薬(DOAC)服用患者への鍼施術の安全性に関する根拠。

  6. Carr DJ. The safety of obstetric acupuncture: forbidden points revisited. Acupunct Med. 2015.
    → 妊娠中の鍼施術における安全性・禁忌穴に関する根拠。

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