シワができる3つの主な原因
シワは原因によって、対策が変わります。
表情のくせ(動的要因)
眉間・目尻・額など、繰り返す表情の動きで折り目がつき、やがて静的なシワとして定着します。
加齢(内因性)
コラーゲン・エラスチンが減少し、皮膚のハリが低下することで溝が深まります。
紫外線(外因性)
光老化の最大要因です。弾性線維が劣化し、深いシワの土台になります。
美容鍼で期待できること・できないこと
美容鍼で比較的説明しやすいのは、浅いシワやハリ感の変化です。鍼の微細な刺激が創傷治癒反応を起こし、コラーゲン産生を促す可能性があります。眉間のシワやほうれい線を対象にした研究も一部ありますが、まだ研究数・質ともに十分とは言えません。
ただし、気をつけたい点もあります。
- 同じ回数通っても、結果に個人差が出やすい施術です。「変わった気がする」人もいれば、実感しにくい人もいます
- 眉間・目尻など、表情のくせでできたシワは、鍼だけでは変わりにくいです。ボトックスのように筋の動きを直接抑える作用はないためです。ただし、眉間ジワを対象にした研究も一部あり、見た目が変わる可能性を完全には否定できません
- 気になるシワが深い場合や、たるみが原因の場合は、鍼だけでは物足りないことが多いです
「消す」ではなく、肌のコンディションを整える補助として考えるのが現実的です。
他の選択肢
ダーマペン(マイクロニードリング)
- 微細な穿刺でコラーゲン産生を促す。浅い加齢ジワ・ちりめんジワ・目尻や口周りの細かい線に向いている
- ダウンタイム:赤み・ヒリつき1〜3日
RFマイクロニードル(ポテンツァなど)
- 針+RF(高周波)熱で引き締めとシワ改善を狙う。加齢ジワ+たるみに向いている
- ダウンタイム:赤み・むくみ数日。費用は高め
ボトックス
- 表情ジワ、とくに眉間ジワでは医療行為として確立。筋の動きを薬理学的に弱めるため即効性が高い
- 自然な表情を重視する場合は医師との相談が必要
まとめ
- シワの主な原因は「表情のくせ」「加齢」「紫外線」の3つ
- 美容鍼は浅いシワやハリ感への補助として合理性がある
- 眉間やほうれい線を対象にした研究も一部あるが、まだ研究数・質が不足している
- ニードル系施術と比べて均一な効果を出しにくく、研究でも証明しにくい
- 表情ジワの動きを薬理学的に止める作用はなく、この点ではボトックスが優位
- より強い改善を求める場合はダーマペン・RFマイクロニードル・ボトックスが選択肢になる
- 毎日の日焼け止め・保湿が全施術共通の土台
参考文献
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→ 顔面美容鍼と皮膚弾力に関するパイロット研究。小規模・単群だが美容鍼のシワ・弾力への参考として重要。 -
Haghir H, et al. Is Acupuncture Effective in Diminishing Frown Lines? Evidence From a Randomized Controlled Trial. J Cosmet Dermatol. 2025. doi:10.1111/jocd.70144.
→ 眉間ジワに対する鍼のランダム化比較試験。待機群比較で限界はあるが、美容鍼×表情ジワとして重要な研究。 -
Foppiani JA, Fanning JE, Beltran K, et al. Microneedling for Facial Rejuvenation: A Systematic Review. Aesthetic Plast Surg. 2025;49(17):4949-4960. doi:10.1007/s00266-025-04972-z.
→ 顔の若返り目的のマイクロニードリングに関するシステマティックレビュー。21研究・723人を対象。 -
Kauvar ANB, Gershonowitz A. Clinical and histologic evaluation of a fractional radiofrequency treatment of wrinkles and skin texture with novel 1-mm long ultra-thin electrode pins. Lasers Surg Med. 2022;54(1):54-61. doi:10.1002/lsm.23452.
→ RFマイクロニードルによるシワ・肌質改善に関する研究。








